出会い系アプリを使う際には、プロフィール検索だけでなく掲示板や自分のプロフィールを見に来てくれた足跡を頼りにしている男性会員が多いです。
プロフィール検索で探し出した女性会員のプロフィールを辿った履歴は足跡として残されるので、気になった女性会員が男性会員のプロフィールを見に来るといったことは珍しくありません。
同様に男性会員も自分のプロフィールを見に来てくれた女性が誰なのか、足跡履歴から辿ることが出来るわけです。
では、援デリ業者はどのようにして大量の足跡をつけて回っているのでしょうか。
援デリ業者は男性からのアプローチメールを得るために足跡を付ける
援デリ業者は男性からのアプローチを受ける数を増やすために、自ら足跡を残して自分のプロフィールを見に来てくれる男性との接点を作っています。男性会員は自らのプロフィールを見に来てくれた女性が誰なのか、相手女性のプロフィールをチェックする習性を利用したものです。
掲示板書き込みだけでは男性客が集まらない
援デリ業者は打ち子と呼ばれる集客担当のスタッフが、複数の出会い系アプリにて多数のアカウントを使って男性客を集めています。援デリ業者だけでなく援助交際目的の女性とも競合関係にあるからこそ、掲示板に書き込むだけでは男性客を集めにくいわけです。実際に援デリ業者や援助交際目的の女性会員が掲示板に多数書き込みしていて、掲示板への書き込み数には制限があるからこそ他の集客手段として男性会員からのアプローチを受けるキッカケ作りが必要になります。
女性会員から男性会員へアプローチメールを多数行うとアカウント凍結となりやすい
出会い系サイトを運営している会社にとっては、援助交際目的の女性会員が増える分には需要と供給のバランスが取れて大した問題とはしません。しかし、援デリ業者は金銭授受だけでなく男性会員との約束を最初から守るつもりが無く、酷い場合には2時間の約束が15分で帰ってしまうという例も多いです。出会い系サイトへ寄せられる苦情の数が増えてしまうことから、援デリ業者を排除しようとする出会い系アプリが増えています。取り締まりの方法として、男性会員からの通報を重視しているわけですが、女性会員から多数の男性会員へアプローチメールが多く送られることは滅多にありません。男性会員が女性会員へ多数のアプローチメールを送ることは多いので、少なくとも男女間で接点がある上での女性会員からアプローチメールを送る場合ならば不自然さが少なくなるわけです。このため、足跡がありお礼メールからメッセージ交換が始まった場合には、女性会員からのメールが多くてもアカウント凍結とはなりにくい点を援デリ業者が利用しています。
男性会員からの足跡お礼メールに対する返信ならアカウント利用停止となりにくい
女性会員からの足跡に対してお礼メールを男性会員が送り、返信からメッセージ交換が始まった場合には男性会員からのアプローチメールがあったことになります。女性会員からアプローチがあった場合よりも、出会い系アプリではアカウント停止となる確率が少なくなることを援デリ業者はアカウント凍結を繰り返したことにより確信を得ているわけです。実際に出会い系アプリから援デリ業者がアカウント停止を受ける場合には、IPアドレスベースでのアカウント停止を受けることが珍しくありません。このため、なるべくアカウント凍結とならないようにIPアドレス分散と共にファーストアプローチメールを男性会員に出してもらう工夫を行っています。
専用プログラムを使って足跡をつけて回る
援デリ業者が男性会員からファーストアプローチを受けるための手段として、男性会員のプロフィールを開いて足跡をつけていることになります。しかし、足跡をつけたからといって必ずしも男性会員がお礼メールやアプローチメールを送ってくれるとは限りません。このため、援デリ業者は大量の足跡をつけて回って男性会員からのアプローチメールの数を募っているわけです。
足跡をつけるためのツールが出回っている
出会い系アプリでプロフィールを次々と閲覧することにより足跡をつけるツールは、10年以上前から出回っています。既に大手出会い系サイトでは有名なツールを利用するとバレてしまい、アカウント凍結対象となりがちです。援デリ業者が使っている足跡ツールは、有名なツールほど近年では実用性が無くなっています。
プログラマーに専用プログラムを作らせてグループ内で使わせている
アカウント利用停止が行われてしまう理由は、明らかに一定間隔で出会い系アプリのプロフィール検索を使ってアクセスしているからであって、アクセスタイミングに一貫性を無くせばアカウント凍結を防げます。資金力がある援デリ業者ほどプログラマーを1人雇い足跡つけ専用プログラムを作らせてグループ内で使わせている状況です。プロフィールへアクセスする際に相手男性のプロフィールを読む時間を考慮して、アクセスする時間を15秒から30秒といったランダムな範囲で毎回変えるようプログラミングしています。また、運用面でも1回に1アカウントで行う足跡つけを1時間以内にするといった形にすれば、無闇な足跡つけを行ったことにはなりません。中には1度ツールを起動してから同じ男性IDへ繰り返し足跡をつけない判定機能を備えたタイプも搭乗しています。
出会い系サイトのデザイン変更や仕様変更が増える原因となっている
足跡をつけるツールを使う援デリ業者が増えたことにより、出会い系サイト側も細かく対応するために頻繁に細かいデザイン変更を行うようになっています。具体的には、プロフィール検索画面の次画面ページへ遷移するラジオボタンの位置や色を変えることにより専用プログラムを使って足跡をつけられないようにするわけです。専属プログラマーが毎回プログラムの修正を行いバージョンアップするまで足跡つけを行えないようにして、援デリ業者の作業効率を落とすよう出会い系サイト側も対応しています。
キーボードマクロを設定して足跡をつける
援デリ業者の全てが足跡をつける専用ツールを使用しているわけではなく、汎用性が高い方法で足跡つけを行っているグループが少なくありません。実は専用プログラムを使うよりもキーボードマクロを使って毎回手動設定を行えば、アカウント停止リスクを大幅に下げることが出来ます。
キーボードマクロならマウスクリックを自動化出来る
キーボードマクロを使えば、キーボードだけでなくマウスクリック操作まで繰り返し行うことが出来るので、1回5分~10分の作業を何度でも繰り返し行うことが出来ます。出会い系サイトを開いてプロフィール検索画面を出す所からプロフィール画面を次々と開く作業を一回行い、クリックをキーボードマクロに記憶させます。同じ作業を再度繰り返すことでプロフィールへの足跡つけを繰り返すことが出来るわけです。
毎回最初の1回りだけ自力操作するからこそ不自然さを消せる
出会い系サイトを使っている人ならば分かるように、相手のプロフィールは検索画面から表示させて順次クリックするくとにより表示させます。プロフィール画面をスクロールさせたかどうかは分からないので、あくまでもプロフィール画面を開く行動のみをキーボードマクロに記録させて繰り返せば良いわけです。人間が操作した内容を繰り返すことになるので、1回の操作時間が10分以内ならばさほど困難な作業とはならず、複数アカウントを切り替えつつ同じ画面上で作業を行えば、ログを確認されても不自然さはありません。プロフィール検索画面では常に最新ログイン順で表示させれば重複する割合を減らせるので、複数台のPCを使えば足跡つけとメッセージ交換が重複することを避けられます。
出会い系サイトのデザイン変更があっても毎回設定するから関係ない
専用プログラムを作成して運用する場合とは異なり、キーボードマクロへ操作を記録させるだけならば、出会い系サイトのデザイン変更があってもその都度記録し直せば良いだけです。毎回操作を憶えさせることが面倒ならば、デザイン変更があるまでは出会い系サイトを開く画面の位置を固定してしまい、毎回同じ位置に操作用のラジオボタンが配置されるように調整すれば楽できます。次のプロフィール閲覧までの操作時間がワンパターンだと見抜かれないように、1回の操作記録時間を10分程度と長めに取ることがポイントです。
UserAgentを偽装するツールとの組み合わせで援デリ業者とバレにくい
かつては援デリ業者を見破る方法として、アクセス端末が「PC」となっている点をチェックすれば良いとされていました。しかし、近年はUserAgentを偽装するプラグインツールがGoogleChromeとFirefox向けに提供されており、完全にスマートフォンからのアクセスと偽装するならFirefoxを使えば良いことが判明しています。このため、援デリ業者の中でもキーボードマクロを使った足跡つけを行っている業者の大半が、「iPhone端末」からのアクセスと偽装している状況です。男性会員にとっては、援デリ業者を避けたいならアクセス端末としてAndroidを選択することが最も効率が良い方法だとヘビーユーザーの間では知られています。
援デリ業者は複数の足跡を付けるツールを利用して男性客からのアプローチを待つ
援デリ業者は、複数の出会い系サイトで多数のアカウントを使い男性会員へ足跡つけを行っています。専用プログラムやキーボードマクロツールを使うことで作業を自動化させているだけでなく、アクセス端末をiPhone偽装することまで対応している状況です。出会い系サイトの中には足跡をつけずにアクセスする設定があるからこそ、援デリ業者に関わらないためにも男性会員は足跡に無闇なお礼メールをしないことが望ましいです。